ブランドづくりに必要な要素

ブランドが私たちの目に触れる部分は、様々な戦略や施策の最後につくりだされているものです。

ブランドは、クリエイターやブランドクリエイターにとって「生みの苦しみ」でもあります。なぜなら競合他社の模倣をしてもブランドは作れないので、独自のブランドを作り上げる必要があるからです。

でも、生みの苦しみ以上にブランディングによる効果は絶大です!

VISION BRANDING 佐藤靖子

BtoBや個人起業家さんのブランディング、Web制作を20年以上やっているクリエイティブディレクター・ブランドクリエイターのYACCOがわかりやすく解説しますね!

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    ブランドづくりの基本

    ブランドづくりには多くの要素がありますが、まずは基本を抑えておきましょう!

    独自性

    独自のアイデンティティや差別化点を持つことが、競合他社との差別化につながります。自社の強みやビジョンを明確にし、それに基づいてブランディングを行うことが大切です。

    目的意識

    ブランドづくりには、顧客に対する明確な目的意識が必要です。顧客のニーズや問題を理解し、それらに対してどのように解決策を提供するかを示すことが必要です。

    視覚的なアイデンティティ

    ロゴ、カラースキーム、タイポグラフィなど、ビジュアル面でのアイデンティティが重要です。これらは、ブランドの認知度を高め、視覚的な印象を与えます。

    メッセージ

    ブランドのメッセージは、ブランドが伝えたいことを明確に伝えるための重要な要素です。メッセージは、ブランドの価値観、使命、ビジョン、ストーリーなどを含みます。

    コミュニケーション

    ブランドは、コミュニケーションを通じて、顧客とのつながりを強化します。SNSやウェブサイト、広告、PRなどのコミュニケーションツールを使って、顧客とのコミュニケーションを行うことが重要です。

    継続性

    ブランドは、継続的な取り組みが必要です。一度ブランドを確立しても、変化する市場環境や顧客のニーズに応えるために、継続的に改善・更新を行う必要があります。

    以上の要素が、ブランドづくりに必要な要素です。これらをバランスよく取り入れ、継続的な取り組みを行うことが、強固なブランドの確立につながります。

    VISION BRANDING 佐藤靖子

    では次に、プロダクトやサービスのブランディングに必要な要素をご説明します。

    プロダクト(サービス)のブランディングに必要な要素

    プロダクトでも、無形の商品やサービスでも、ブランディングで考えていくベースは同じです。

    無形の商品の場合、売り手のあなたと商品やサービスが、とても近い関係にあるので、ブランドを「あなた」という人を通して体現していくことになります。

    タグライン

    タグラインとは、企業や商品、キャンペーンなどのブランディングやマーケティング活動において使用される、簡潔で覚えやすいキャッチフレーズのことを指します。タグラインは、企業や商品のブランドイメージを強化するために使用され、消費者に印象を与えることが目的とされています。

    タグラインは、企業や商品の特徴やコンセプト、ユニークなポイントを簡潔に伝えるために使用されます。また、タグラインは消費者に覚えてもらいやすいよう、簡潔かつ印象的な言葉が使用されることが多いです。

    例えば、コカ・コーラのタグライン「Taste the Feeling(感情を味わおう)」は、コカ・コーラの味わいや、飲むことで感じる喜びや満足感を表現しています。また、アップルのタグライン「Think Different(違うことを考えよう)」は、アップルが革新的で先進的な製品を提供していることを示し、アップルのブランドイメージを強化する役割を持っています。

    タグラインは、広告や宣伝物、WebサイトやSNSなど、様々なマーケティング活動で使用されます。消費者に強い印象を与えることで、ブランド認知や購買意欲の向上につながることが期待されています。

    VISION BRANDING 佐藤靖子

    ちなみに、私のアカデミー「FREPPIES」のタグラインは「肚の底に眠る静かなパッションに光を」です。

    USP

    USP(Unique Selling Proposition)とは、商品やサービスの独自性を示す、他社との差別化ポイントを表す言葉のことです。USPを作るためには、以下のような手順があります。

    商品やサービスの分析

    まず、自社の商品やサービスを徹底的に分析し、他社との差別化ポイントを見つけます。自社の強みや特徴、競合他社の弱点や不満を調査することで、USPを作るための素材を収集することができます。

    ターゲット市場の分析

    次に、ターゲットとする市場や消費者を分析します。どのようなニーズや要望を持っているのか、どのような価値観を持っているのかを理解することで、USPを訴求するためのメッセージを作成することができます。

    メッセージの策定

    商品やサービスの分析とターゲット市場の分析を踏まえて、USPに基づくメッセージを策定します。独自性や差別化ポイントを強調することで、消費者に訴求力を持ったメッセージを作り出すことができます。

    メッセージの評価と改善

    策定したメッセージを実際に消費者にアンケート調査などで評価して、必要に応じて改善を行います。消費者にとって理解しやすく、印象に残るメッセージを作るために、繰り返し評価と改善を繰り返すことが重要です。

    トーン&マナー

    トーン&マナーとは、ビジネスやコミュニケーションにおいて適切な話し方や振る舞い方を指す言葉です。つまり、相手に対して適切な言葉遣いや挨拶、敬意を示す態度などを意味します。トーン&マナーは、職場やビジネスシーンだけでなく、日常生活やオンライン上でも重要な役割を果たします。

    トーン&マナーを守ることによって、相手に対して敬意や信頼を示すことができ、コミュニケーションの円滑化につながります。また、トーン&マナーが悪い場合は、相手に不快感や誤解を与えることがあり、信頼関係を損ねたり、ビジネスチャンスを逃すことになる場合があります。

    トーン&マナーには、以下のような例があります。

    話し方

    明るく、丁寧に話すのか、情熱的に話すのか、落ち着いたトーンで話すのか。共通するのは相手に対して聞き取りやすい声量・スピードで話すこと。

    挨拶

    適切な挨拶をすること。場面や相手に合わせた挨拶を心掛けること。
    あなたのターゲットオーディエンスのセグメントがどういうものかにも変わってきますね。

    たとえば、高校生がターゲットなら、親しみやすさや彼女たちが使っている言葉を使う、といったことも必要になりますね。

    でも挨拶は世代を超えて共通。挨拶されて嫌な気分は誰もしませんよね。

    敬意を示す態度

    相手に対して敬意を示す態度をとること。あなたらしさを生かして、自然体で表現していくことが大切ですが、とはいえ故意に誰かを傷つけるような言葉や、相手を尊重せずに断定的な表現、ジャッジする姿勢などは避けましょう。

    電子メールやSNSでのコミュニケーション

    相手に不快感を与えないような言葉遣いや表現を心がけること。
    ですが、ブランディングにおいては、標準語や「おりこうさん」的な文章でなくても構いません。あなたが「普段つかっている言葉や言い回し」で、親近感を生んでいきましょう。

    ルック&フィール

    ルック&フィールとは、製品やサービスなどの見た目や感覚を指します。
    つまり、外観やデザイン、質感など、商品やサービスを提供する企業が消費者に与える視覚的・触覚的な印象を表します。

    ルック&フィールは、ブランドイメージを形成する上で非常に重要な要素の一つであり、消費者に与える印象や感情を強化する役割を持ちます。

    ルック&フィールは、製品やサービスによって異なります。たとえば、高級ブランドの商品は高級感があり、デザイン性や質感にこだわりがありますよね。

    一方、大衆向けの商品は手ごろな価格帯で、シンプルで使いやすいデザインが多い傾向があります。また、サービスの場合は、店舗の内装や従業員の制服、広告などもルック&フィールの一部となります。

    ルック&フィールは、消費者に直接的に訴求する要素であるため、企業は消費者の好みや嗜好を把握し、商品やサービスに反映することが重要です。また、一貫性を持ったルック&フィールを維持することで、消費者にブランドの信頼感を与え、ブランドイメージを強化することができます。

    ブランドパーソナリティ

    ブランドパーソナリティとは、製品やサービスを提供するブランドに、人間の個性や特徴を付与することを指します。つまり、ブランドが人間のような個性を持ち、その個性が消費者に伝わり、消費者がブランドを認知・理解・親和感を持つようになることを目的としています。

    ブランドパーソナリティは、ブランドのアイデンティティを強化するための戦略であり、製品やサービスを提供する企業が消費者に与える印象や感情を形成する上で重要な役割を果たします。

    たとえば、ハーゲンダッツは上品で高級感があり、ユニクロはシンプルで気取らない、といったように、ブランドの個性が消費者にとって魅力的なものであると、商品選択や購買行動に影響を与えることがあります。

    ブランドパーソナリティを設定する際には、目的とする消費者層や市場環境に応じて、適切な個性を与えることが重要です。

    そして、一貫性を持ったブランドパーソナリティを維持することで、消費者に信頼感を与え、ブランドのイメージを強化することができます。

    ブランドづくりで、絶対にやっていけないタブーは?

    ブランドづくりにおいて、以下のようなタブーは避けるべきです。

    偽りの広告宣伝

    過剰な誇大広告や虚偽の宣伝文句を使用することは、顧客の信頼を失う原因となります。ブランドイメージを損ねるだけでなく、法的問題にもつながる可能性があります。

    「売りたい」という気持ちが優先であると、コロコロと主義主張やミッションを変えてしまう、というケースもありますが、見込み客にとっては一貫性のない違和感となり、信頼性をうしなってしまいます。

    顧客とのコミュニケーションの欠如

    顧客とのコミュニケーションを怠ることは、顧客の不満や不信感を引き起こす可能性があります。ブランドは、顧客のニーズや要望に応えることが重要です。

    ブランドアイデンティティの乱用

    ブランドアイデンティティには、ロゴや色、フォントなどのビジュアル面だけでなく、ブランドのストーリーやバリューを含みます。そのため、ブランドアイデンティティを乱用することは、ブランドの信頼性や信頼度を損ねることになります。

    環境問題や社会的責任の無視

    ブランドアイデンティティには、ロゴや色、フォントなどのビジュアル面だけでなく、ブランドのストーリーやバリューを含みます。そのため、ブランドアイデンティティを乱用することは、ブランドの信頼性や信頼度を損ねることになります。

    販売価格の不適切な設定

    販売価格を適切に設定しないことは、ブランドの信頼性を損なう可能性があります。安い価格で提供することが、常に良いことではないことに留意する必要があります。

    VISION BRANDING 佐藤靖子

    以上のようなタブーは、ブランドの成長や成功を妨げる要因となります。ブランドづくりにおいては、これらのタブーを避け、透明性や誠実さを持って行動することが必要です。

    では次に、Webサイトでどうブランドを表現すればいいのか、ご説明します。

    Webサイトでどうブランディングすればいいの?

    Webサイトでのブランディングには、以下のような要素を考慮することが重要です。
    ひとり起業家の場合、ブランディングをあらわすものは「キービジュアル」。

    キービジュアルに、様々なブランドの要素を盛り込んでいきましょう!

    キービジュアルとは?

    キービジュアルとは、企業や商品の広告・宣伝物などで使用する、主要なビジュアル要素のことを指します。つまり、商品やサービスの特徴やコンセプトを表現するために使用される、代表的な画像や図案などのことです。

    キービジュアルは、その企業や商品を象徴する重要な役割を担っています。広告や宣伝物に使用されるため、消費者に直接訴えかけるビジュアル要素であるため、訴求力やインパクトを持つことが求められます。また、キービジュアルは企業や商品のブランドイメージを形成する上でも重要であり、消費者に印象づけるために一貫性を持たせることが重要です。

    TBAコース
    私のキービジュアル。「カッコいい・信頼・親しみやすさ」をビジュアルで表現しています。

    キービジュアルは、以下のようなもので構成されています。

    • 商品の写真:商品の外観や特徴を表現するために使用されます。
    • イラスト:商品や企業のコンセプトを表現するために使用されます。
    • ロゴマーク:企業や商品を象徴するマークです。消費者にブランドを認知してもらうために重要な要素です。
    • キャラクター:商品やサービスを象徴するキャラクターがいる場合、キービジュアルとして使用されることがあります。
    VISION BRANDING 佐藤靖子

    キービジュアルは、企業や商品のプロモーション活動において重要な役割を持ち、消費者に訴求力や鮮烈な印象を与えることが求められます!

    つまり、一瞬で見込み客のハートをわしづかみにして離さない!記憶に残る!を意識しましょう。

    つぎに、キービジュアル作成のポイントについて説明しますね。

    視覚的な統一感を実現する

    ブランドカラーやロゴ、フォントなどの要素を統一して使用し、一貫性のあるデザインを実現することが大切です。また、画像やビデオなどのコンテンツも、ブランドのイメージに合わせて制作することが望ましいです。

    ブランドカラーをベースに、サービスの特徴をわかりやすく表現

    世界観

    ブランドの「らしさ」を表現するために、言葉遣いや文体、色、雰囲気を通してブランドの世界観を表現する必要があります。

    また「らしさ」に合わないものは切り捨てる、といったことも必要です。

    コピーライティング

    ブランディングは、「らしさ」「世界観」といった、感性的・情緒的なものですが、それを明確に見込み客に伝えるためには、文字によるブランド表現も必要になります。

    これが、キービジュアルと呼ばれるブランド画像の中に表現するスローガンや、セールスコピーで表現されるものです。

    受講生のサービスをキービジュアルで表現した例
    VISION BRANDING 佐藤靖子

    おすすめはWordpressでつくること!

    WordPressはオープンソースで、様々な集客のしかけを盛り込むことができます。ただ、SEOの専門知識やデザインができないと、なかなか難しいのも事実。

    FREPPIESでは、Web制作も承っているので、興味のある方はご相談くださいね!

    Webサイトでブランドを成長させていくための4つの秘訣

    ブランドは作って終わり、ではありません。
    とくにオンラインビジネスでブランドを維持していくためには、様々な戦略が必要になります。

    ユーザビリティを重視する

    ウェブサイトは、ユーザビリティが重要です。ブランディングのためにデザインを過剰に施すと、ユーザビリティが損なわれる場合があります。ウェブサイトのナビゲーション、レスポンシブデザイン、ページの読み込み速度など、ユーザビリティに配慮したデザインを採用することが重要です。

    コンテンツの質を維持する

    ウェブサイトに掲載するコンテンツは、ブランドの価値観に沿ったものであることが重要です。また、コンテンツの質を維持し、更新頻度を高めることで、ウェブサイトのアクティブさを維持することも大切です。

    Googleは、ユーザーにとって有益な情報を提供しているかを判断するために、「更新頻度」もロボットが回遊して把握しています。日々、更新していきましょう!

    ソーシャルメディアとの連携

    ソーシャルメディアを活用し、ウェブサイトとの連携を図ることで、ブランドの認知度を高めることができます。ソーシャルメディアに合わせたコンテンツの制作や、ウェブサイトへのリンクの設置などが有効です。

    SEO対策を実施する

    検索エンジンでの上位表示によって、ブランドの認知度を高めることができます。SEO対策を実施し、ウェブサイトのコンテンツを適切に最適化することが重要です。

    Webサイトでのブランディングには、上記の要素を考慮しつつ、自社ブランドのイメージに合った設計を行うことが求められます。

    VISION BRANDING 佐藤靖子

    細かく説明しましたが、自分でやろうと思っても難しいのがブランディングです。
    FREPPIESでは、コーチ、コンサルタント、セラピスト、サロンオーナー、講師など、ひとり起業家さん向けのブランディングを、20年以上の経験を基に再構築した「ブランディングエナジー™」というメソッドで、あなたのブランドを楽しくつくりあげていく講座を行っています。

    ブランディングだけでなく、高単価商品をつくり、月商30万円~100万円を目指すマーケティングも同時に学べますので、パズルのピースを学ぶような点ではなく、ビジネス全体を理解し把握しながら、盤石なベースをつくっていきます。

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