迷子

あなたは、何か新しいことを始めるとき、「周りはどう思うかな」と考えてしまうことはありますか?

ビジネスをする上で顧客のニーズを探ることはとても重要ですが、他人の目を気にすることとは違います。

素晴らしい強みやスキルがあっても、それを言語化して相手(お客様)に伝えることができなければ、あなたの商品やサービスの魅力に気が付いてもらうことはできません。

なかなか自分を表現できないと悩んでいる人の多くは、なぜうまく表現できないのか、モヤモヤと言語化できない状況に本人が困惑しています。

VISION BRANDING 佐藤靖子

この記事は、心理学とマーケティングを掛け合わせた起業塾「自分軸プロモーション」を主宰する佐藤靖子が、起業をめざす人や起業したけれど他人の目が気になって自分を制限してしまう、という人に向けて書いています。

他人の目を気にしすぎる原因

他人の目を気にしすぎる原因をたどっていくと、
「親子関係」に行きつくケースが多いです。

当然ですが、私たちはオギャーと生まれた瞬間、
純粋無垢の状態です。

妬みも嫉妬も、幸せや悲しみもありません。なんの経験もしていないのですから。

もちろん、持って生まれた性質というのはありますが、
成長過程で受ける「環境」が大きく影響します。人は環境で良くも悪くも変わるのです。

たとえば、母親からいつも

  • 女の子は控えめでいなさい
  • 女の子が男の人以上に稼ぐと結婚できないよ
  • よその人に笑われるよ
と言われて育つと、
  • 女の子は控えめであるべきなんだ
  • 女性は男性より稼いじゃいけないんだ
  • よその人に笑われないように、気を付けなくちゃいけないんだ

と感じながら育つことになります。

このとき、何の違和感も感じずにいるケースと、違和感を感じるけれどもその気持ちを言語化できずにモヤモヤしたまま、時が過ぎて大人になった、というケースがあります。

前者の場合は、親の価値観をそのまま引き継ぎ、自分も同じ価値観で他人や子供に接するようになりがちですが、他人をジャッジしやすい傾向があるため人間関係で悩んだり、子供が苦しんだりします。

後者の場合は、自分の本当の気持ちに気が付かずにモヤモヤし続けて生きづらさを感じるようになります。

そして自分のことよりも他人の批判や評価がきになって、他人がどう思うかと心配しが外面ばかり整えることに囚われてしまいます。

そして、気が付いたら「中身はからっぽ」という感覚になり自己肯定感を失ってしまいます。

身近な人間関係ほど、根が深い

パーソナリティ障害などの病気をのぞき、親は「良かれと思って」と発言していたとしても、その言葉の背景には親は親の「価値観や思惑」があります。

たとえば、

  • 女の子は控えめでいなさい→控えめな女性が好き・素敵だと思っている
  • 女の子が男の人以上に稼ぐと結婚できない→親にそう言われて育った
  • よその人に笑われるよ→そう言えば言うことを聞いてくれるだろう

親は「あなたのためを思って」とか「あなたはまだ子供だからわからない」などの言葉とセットにして使うことが多いですし、

他人の家庭と比較できない幼少期は「それが普通のこと」と受け入れて成長してしまうため、気づくのはとても難しいのです。

素晴らしい親ももちろんたくさんいますが、親は親で人間なので、いつも完璧というわけではありません。時には毒になることもあるのです。

あなたが親から何か言われてモヤモヤした経験があるなら、
そのとき心の奥底ではどう思っていたか、どう感じていたか、思い出してみてください。

そして、そのときの感情を丸ごと受け入れ、小さかった頃の自分を抱きしめてあげましょう。

見せかけの自分、本音の自分

他人からどう思われるか、ということを気にして見せかけだけの自分を演じ続けていると、
本当の自分との乖離が生まれ、苦しくなるはずです。

他人を気にする、ということは「世界中のあなた以外の誰か全員」を気にする、ということです。

現実的に考えて、「世界中の自分以外の他人」に嫌われないようにするなんて不可能です。
そして、「みんなに好かれる」ということは「当たり障りない、可も不可もない人」になる可能性が大きいです。

ビジネスにおいて「当たり障りない人」というのは人の記憶に残りません。
誰の興味の対象にもならないからです。

あなたのことを良く知らない誰かに好かれるように悪戦苦闘するよりも、
あなたの信念、想い、価値観をシンプルに伝え、その想いに共鳴した人を集めた方が、ずっと簡単ですし、幸せになれます。

他人にどう思われてるか、という気持ちが出てきたら・・・

とはいえ、永い人生の中で形成された思い込みを手放すことは容易ではありません。

そこで、今からお伝えする練習をしてみてください。

もしあなたが、「他の人にどう思われるかな」という気持ちが出てきたら、
「自分軸!」と言葉に出して、習慣を破りましょう。

そして、「私はどう思うか」「私はどう感じているか」を、少し時間をかけて探り、自分軸の感情を育てていくのです。

自分の気持ちを尊重すると、他人にも寛容になれる

自分の気持ちを尊重し、自分を心から愛せるようになると、最終的には他人の意見もその人の意見として尊重して聞くことができるようになります。

尊重して聞く、というところがポイントです。尊重して受け入れる、ということではありません。

あなたはあなた、他人は他人、と境界線を引き、あなたに失礼な態度、あなたを攻撃するような人からは距離を置き、自分を守ることも大切です。

ビジネスにおいてブレない自分を作る

起業するとあなたは一人ビジネスであろうと経営者になります。

経営者とは、日々決断の連続です。上司や経営陣が指示を出してくれるわけではありません。

自分軸がないと、理想のお客様を集めることはできません。「誰にでも好かれるように」と思って、本当は嫌いなタイプの人にも「買ってくれるなら」と売ってしまうことになります。

理不尽な要求、毎日同じ質問をしてくる、値下げ要求をしてくるなど、
リスクのある顧客も受け入れてしまう、ということになりかねないのです。

自分軸がないと、受け入れてしまったあとではっきりと「NO」と言えなかったり、自分の意見を冷静に伝えることができず、結果的に疲弊することになります。

あなたに共感してくれる人を集めるためには、あなたの想い、価値観をはっきりと伝えない限り、不可能です。

私たち起業家は、リスクを背負い自分の夢、果たしたい未来を叶えるために起業したはずなのです。

スモールビジネスで継続していくためには、貴重な時間をあなたの商品やサービスに価値を見出し、あなたに共感してくれる理想のお客様に心を尽くした方がうまくいきます。

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