SNSでの発信は、現代のコミュニケーションにおいて非常に重要な役割を果たしていますが、それよりも重要なことは、自分自身の人間関係を築くことです。
人間関係は、私たちが生きる上で最も重要な要素の一つであり、幸福感や満足感を得るために不可欠なものです。SNSでの発信は、自己表現や情報共有などの目的で行われることが多く、一時的な関心や反応を得ることができますが、その関心や反応は一時的であることが多く、深い人間関係を築くことにはつながりません。
それに対して、自分自身の人間関係を築くことは、長期的な関係性を構築することができ、お互いを理解し合い、支え合い、成長することができます。そのためには、相手のことを理解し、関心を持ち、積極的にコミュニケーションを取ることが必要です。
つまり、SNSでの発信は重要ですが、それよりも重要なことは、自分自身の人間関係を築くことであり、相手との関係を深めるために積極的に関わり、コミュニケーションを取ることです。
でも、オンラインビジネスで、かつ一人、あるいは小規模の事業者の場合、人間関係を築くための時間を作ることが難しいケースはありますよね。
ビジネスにおいて最も重要な「人間関係」と「信頼構築」を、Web上でどう作っていけばいいのか、実は最も重要なことを知らずに、SNS発信を頑張っている人が多いのです。

この記事は、コーチ、コンサルタント、講師、セラピストなどの無形のサービスを提供する人や、サロン経営などリアルビジネスをしている人にタメになる内容です。
20年以上のマーケティングやブランディングの実績と経験がある、導線仕組み構築の専門家YACCOが詳しく解説します。
SNSで発信の前に!リストビルディングの仕組みをつくるべき5つの理由
SNSでの発信は、自分や自分が所属する企業や団体の情報を発信するうえで非常に重要な手段の1つです。しかし、SNSで情報を発信する前に、リストビルディングの仕組みを作ることが重要です。
つまり、集客の受け皿を先につくるということ。
SNSから、あなたの商品やサービス紹介ページに誘導する導線をつくったら、24時間、誰がどのタイミングでアクセスしてくるか、私たちは管理・追跡できません。
つまり、受け皿がないと、せっかくSNSの投稿であなたのサービスに興味を持ったのに、ザルで水をすくうように取りこぼしてしまう、ということです。
リストビルディングとは、ターゲットとなる顧客やファンなどのメーリングリストを作成することを指します。リストを集めることで、自分の情報に興味を持ってくれる人たちを集め、SNSでの発信の効果を高めることができます。
リストビルディングを行うことによって、以下のようなメリットがあります。
1.ターゲットに合わせた情報発信が可能になる
リストを作成することで、自分の情報に興味を持ってくれる人たちを特定し、その人たちに合わせた情報を発信することができます。これによって、より効果的な情報発信が可能になります。
誰がどんな悩みを持ち、何に関心があるのかがわかれば、どんな商品やサービスを提供すればいいか戦略が立てられますよね。
この「誰が、どんな悩みを持ち、何に関心があるの」を、マーケティングオートメーションというツールを使って、オンライン上でリストを集めることが可能です。
2.コンバージョン率が向上する
リストビルディングを行うことで、自分の情報に興味を持ってくれる人たちとの接点が増えます。そのため、コンバージョン率(成約率)が向上するというメリットがあります。
リアルの場合、ひとりひとりに商品やサービスの価値を話していたら気が遠くなりますよね。
でも、マーケティングオートメーションツールでリストビルディングを行うことで、顧客にマッチした情報を送ることが可能になります。
3.長期的な関係性の構築が可能になる
リストビルディングを行うことで、自分の情報に興味を持ってくれる人たちとの長期的な関係性を構築することができます。これによって、顧客やファンとの信頼関係を築くことができ、ビジネスの発展につなげることができます。
一度売ったら終わり、という一回限りの顧客ばかり集めるのは、時間もコストも労力もかかりますが、あなたからメールで情報を提供できる状態にしておくと、何度もセールスすることが可能になります。
4.コスト削減
リストビルディングによって、自社がターゲットとする顧客を特定し、効果的なマーケティング施策を行うことができます。
これにより、無駄な広告費用を削減することができます。また、既存の顧客に対して販売促進を行うことで、新規顧客を獲得するための費用を削減することもできます。
たとえば、お金をかけて広告に出して購入者がいたとしても、「今は買わない潜在顧客リスト」を確保できなければ、広告費が無駄になりますよね。
今は買っていないけれど、興味を持ってメールアドレスを登録してもらえれば、その人にタイミングをずらして再度オファーすることもできますし、別の商品をサジェストすることも可能です。
一般的に、集客にはお金がかかります。広告に出せば当然ですが、無料で使えるSNSからの流入は実際には「無料」ではありません。
投稿、編集、成果が出るまでの時間は、労働力としたらいくらになるでしょうか?
無料で使えたとしても、そこに費やした時間の経費、という視点を忘れてはいけませんね。
5.分析し、精度を上げることができる
ただお客様を集め、エクセルで名前や住所、メールアドレスなどを管理することが「リストビルディング」ではありません。それはただの、顧客の住所録にすぎません。
リストビルディングの大きなメリットは、メーリングアドレスに紐づいた情報に、顧客がどんな関心を持っているかの情報が記録でき、自動で最適なオファーメールを送る設定をつくれることです。
また、数字で管理することも、大きな強みです。
たとえリストが1万件あったとしても、まったく購入意欲がないリストなら意味がありません。ですから、興味関心のないリストは全体の何パーセントかを把握したり、削除したり、成約率を数字でみて、改善点を見出したりといった施策が可能になります。
感覚でやっていると、どこに改善点があるのか把握することができませんよね。
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