ビジネスオーナーのあなたは自分のビジネスのホームページを持っていますか?
ブランディングをする上でも、集客や収益化をしていく上でも、リアルビジネスであろうとオンラインビジネスであろうとホームページは絶対に持った方がいいです。
この記事では、その理由を専門家の視点でわかりやすく解説します。

SEOコンテンツ・マーケティング歴18年、YASUKO SATO ACADEMY講師の私がご説明します。
ホームページなんていらない、というのは無知すぎる
ホームページもブログなんて、なくても売れる。
そんな風に言っている講師がいたら、
「インパクトあるコピーで惹きつけるテクニックを使っている」か
もしくは
「自分で効果のあるホームページもブログも作れないから、価値を知らない、語れない、教えられない」
のどちらかだと思っています。
かの有名なダイレクト出版も広告で「ホームページなんていらない。必要なのは〇〇だけ」というコピーで、ランディングページが集客の肝だ、と言っていますが、
実際にダイレクト出版から詳しい資料を取り寄せると、
「ホームページは最初の段階ではいらない。最初に必要なのはランディングページ。顧客のニーズに応える価値のある記事を提供するブログやホームページは、次のフェーズで必要になる」
という主旨のことをきちんと書いています。
トップマーケッターや、マーケティングをしっかりとやっている人は
「ホームページいらない」なんてことは、絶対に言わないでしょう。
その理由は、この記事を最後まで読んでいただけると、理解できると思います。
まず最初に、ホームページを持たないリスクをお話します。
一人ビジネスでホームページを持たない3つのリスク

お店や地域サービスなど、リアルビジネスをしている方は当然ホームページの重要性は分かっていると思いますが、
オンラインビジネスに特化したビジネスをしている人で、ホームページを持っていない人は驚くほど多いです。
リスク①ある日突然、収入がゼロになるリスク
Facebook、Instagram、Twitter、Youtube、LINE。
ビジネスをしている人なら、これらのうちいずれか最低ひとつは使っていると思います。
そして、Facebookグループを使って見込み客を集め、集客している人も多いです。
私も以前はやっていましたし、私の起業家のお友達もやっています。
定期的にライブ配信をしたり、直接お客様とコメントで交流したり、まさにライブ感を味わえるので、出来る人は効果を出せる良い手法です。
ですが、運営元により利用規約に抵触していると判断されて、アカウント停止になる人が続出しています。
アカウント停止に不服の場合は、異議申し立てをすることで復旧することもありますが、
アカウント停止の理由を明かさないメディアもあったり、利用規約を読んで守っていても、運営者側が「これ、限りなく黒に近いグレー」と判断した場合でも、アカウント停止になっている人を最近よく耳にします。
たとえ、そのメディアで月に100万円以上稼いでいるとしても、アカウント停止になったら一夜のうちに無収入になる、ということです。
だからSNSを使って集客をするにしても、同時にメールアドレスは取得しないと、本当の意味でのリストとは言えないんですね。
@metaverse のアカウントを使っていた一般女性が、Facebookが社名を「Meta」に変えた直後にいきなりアカウント停止になった、というニュースは関係者の間では話題になりました。
その理由は、FB社がアカウントを欲しがったために、利用客であるユーザーのアカウントをバンした、というショッキングなニュースです。
参考元:Woman lost @metaverse Instagram handle days after Facebook name change
「まぁ、でも滅多にないことでしょ?」くらいに思っている人は次。
キーワードがアカバン対象に
ビジネスをしているなら、普通に使うのが「月商」という言葉。
「月商7桁をめざす」というのは、あなたも良く目にするでしょうし、使っているんじゃないかな、と思います。
このキーワードを使ってLINEアカウントが停止になった人もいるようです。
なぜそうなるかというと、いかに情報商材系で誇大広告が多いかっていうことです。
- 絶対に治る
- たった1か月で10キロ確実に痩せられる
- 確実に誰でも簡単に稼げる魔法の方法
などなど。
私は以前、医療系教育機関の広報をしていたこともあり、誇大広告には特に敏感です。
私が勤務していた教育機関は、国際認証を取得していて日本国内でも歴史あるところでしたので、逆に国民生活センターからの依頼を受けて、
業界全体の倫理規定を作って欲しい、と頼まれたほどです。
それくらい、医療系・健康系で被害に遭った人が国民生活センターに苦情を申し立てている、という事実の裏返しです。
そこに根拠があろうとなかろうと、100%誰でも成果が出る、という風に誤解されかねないニュアンスで書くと誇大広告として認識されるんですね。
だからお客様の声とかも、医療系や健康系商材を扱う場合はとくに「成果を保証するものではありません」とか「個人の感想によるものです」という文言を入れないと広告規定にひっかかります。
メディア側としては、自分のメディアで誇大広告をバンバン使っている事業者が販売する商材でクレームが来たら、広告費を出してくれている広告主がもう使ってくれなくなってしまう、というリスクがあるからです。
これは、サーバーで独自ドメインを取得し運用するホームページ(Wordpressなど)なら、自分の資産なので、運営元の規約変更に伴っていちいち変更修正を余儀なくされたり、アカウントが停止になったり、というリスクとは無縁です。(Googleに圏外飛ばしにあうリスクはありますが)
リスク②時間労働型で疲弊しやすい
SNSだけで稼いでいる人もいますが、基本的に「時間労働型ビジネスモデル」です。
せっせとライブをしたり、人の投稿にいいねやコメントをしたり、兎に角時間が取られます。
「稼げるけれど、時間がない」という壁にぶち当たります。
ライブをやらなくなれば売れなくなる。
となれば、ずっと継続しないとお金が生まれないので。
とくにひとりビジネスの場合、時間労働型でずっとやっていてはダメです。
仕組みをホームページに作り、自動で集客できる流れを作っておけば、〇〇しないと売れない、というジレンマからは脱却できます。
たとえば、メッセンジャーで直接営業をかけて契約を取る人もいますが、やはりそれは時間労働型。インターネットが普及した時代で、あまりにも前時代的です。
それで契約が取れていたとしても、メッセンジャーに営業することを止めれば、やはりそれで売上げは立たない、ということになりますから。
リスク③ライバルと比較されたときに、負ける
あなたの見込み客が、たとえば夫婦関係修復のためのライフコーチを探しているとします。
もしリアル対面でのセッションを希望しているなら、「東京 夫婦関係 コーチ」などのキーワードを入れて検索するでしょう。
オンラインでのセッションでもいいから、全国から自分にマッチしたコーチを選びたいと思ったら「オンライン 夫婦関係 コーチ」とか「オンライン 夫婦関係 セッション」とかで検索するでしょう。
なぜユーザーはそうするかというと、「比較検討」をしたいからです。
自分たちの価値観にあったコーチを探すために、検索結果にでたホームページをいくつか開いて、いちばん信頼できそうな人は誰かとか、自分の予算にあっているとか、比較検討をするんです。
そして、クリニックにしても、歯医者にしても、アロマセラピストにしても、占い師にしても、必ず見られるのが「プロフィール」です。
誰がやっているのか。
どんな経歴、実績があるのか。
どんな顔の人なのか。
皆興味があります。
そして、いくつか比較検討するなかで、「この人がいい」と選ばれた人の店に行くし、その人が売る商品を買うのです。
おひとり様ビジネスは、高額商品を作って販売するのがセオリーですが、
高額商品なら尚更、信頼性や専門性を客観的かつ公に公開している人と、
ホームページもない、どこの誰かもわからない、という人と、
あなたならどちらを選びますか?
お客様も同じことです。
ホームページを持たない、ということは、検索結果にも表示されないので存在しないのとほぼ同じです。
ホームページを持つべき5つのメリット

これまで、ホームページを持たないリスクを説明しました。
つぎに、ホームページを持つメリットをお伝えします。同じく、これらのメリットを読むと「ホームページを持たない」ということのリスクがもっと如実に感じられると思います。
メリット①リストを集めやすい
SNSのプロフィール欄にランディングページのリンクを置いてリストを集める、というのは鉄板ですが、文字列リンクは目立たないのでリーチしづらいです。
ただリンクを置いておいてもほぼクリックされないので、定期的に案内投稿をしないといけません。
ブログなら、価値ある情報を提供した後、下に表示されるリードマグネット(無料プレゼント)に興味がある方は、自然の流れでメールアドレスを投稿してくれます。
また、ブログの記事数は制限がないのと、SEOで検索上位に表示させれば人の目に触れやすくなるので、リストが集めやすくなります。
ランディングページは広告から流すためのものなので。
メリット②24時間365日、働き続けてくれる
お客様の悩みに呼応した、価値ある情報を発信したブログ記事は、24時間365日、集客をし、リストを集め、ステップメールに流す仕組みを作っておけば関係構築を行いセールスするところまで、あなたの代わりに働き続けてくれます。
そして、5年前に書いた記事であろうと、昨日書いた記事であろうと、
同じように働いてくれます。
Facebookはコミュニケーションツールなので、「今」にフォーカスしています。
だから、過去の投稿記事をわざわざずっと辿って確認する人はほとんどいません。
ですが、ブログは記事単体がそれぞれ、バラバラに働いてくれます。
100記事あったら、100人の営業マンがいる、というようなイメージです。
もちろん、100人の営業マンの中にはトップの実力を誇る敏腕営業マンに育つものもあれば、なかずとばずの成績しか上げないのもあるけれど。
ポイントは、ホームページとブログを別々で運用するのではなく、ブログ組み込み型のホームページをつくることです。
ブログにたどり着いた見込み客があなたや商品に興味を持った時、情報をすぐにお渡しすることができればお客様にとって親切ですし、離脱を防ぎます。
メリット③信頼性・権威性・専門性を示すことができる
お客様の困りごとを解決できるブログ記事を書き、
その執筆者が誰で、どんな経歴や経験があって書いている、ということが明確なら
信頼性や専門性を読者に伝えることができます。
また、ホームページに運営者情報を載せ、経歴やプロフィールを載せておけば
「なぜこの人がこのビジネスをしているのか」
ということが読者に伝わり、納得してくれます。
この信頼性、専門性というのは、
情報量の多さとか、その質や内容で伝わりますよね。
それがどこかのWebサイトに載っているような情報から引っ張ってきた焼き直しではなく
実体験に基づいたエピソードなどを含めれば
より、信頼性が高まります。
メリット④ブランディングができる
ライフスタイルを発信したり、YoutubeやPodcastなどとリンクさせて「情報発信基地」として機能させれば、ブランディングが効果的になります。
世界観を打ち出し、想いを伝えたり、商品の価値を伝えたりするのに恰好のツールがホームページやブログです。
テレビ、雑誌、ラジオ、出版社などのメディア関係者が情報を探し、専門家にアクセスするとき、ホームページを持っている人、というのはひとつの大きな基準です。
自分たちが取り上げた人物が、実態も実績も口だけのホラッチョだった、と世間に知られたときに自分たちのブランディングが汚されるというのもありますが、彼らは信頼性の担保として、必ずプロフィールと経歴を見ています。
ホームページを持ち、真面目に運営しているだけで新しい仕事が舞い込んでくる、ということも実際にある話です。
メリット⑤ホームページを持たないライバルに勝つ
高い専門性や世界観が伝わってくるホームページを運営している方もいれば、
ホームページはただ作っただけ、運用がストップしていていつ更新しているんだろう、というような人も見かけます。
で、コーポレイトサイト(企業の公式サイト)はホームページの重要性を知っていて、きちんとつくられているところが多いんですが、
おひとり様ビジネスとなると、その数はがくんと減ります。
ホームページを持っていたとしても、検索にひっかからないのであれば存在しないのと同じです。
その理由は
- 運営者(起業家)が、SNSだけで運営している
- ホームページの作り方がわからずに持っていない
- SEOの知識がないために、検索しても表示されない(存在しないのと同じ)
- 業者に任せきりで、修正のランニングコストがかかるので放置している
- 修正のしかたがわからず、更新できない
など、色々な原因が考えられますが、総じて言えることは、
「自分のビジネスには高い専門性とスキルを持っていても、Webやテックの知識やスキルがない」という問題があるからだと思います。
逆に言うと、ほとんどがホームページの効果的な運用方法を知らない、ということなので、
そこにはチャンスしかない、と考えています。
おひとりさまビジネスでホームページを持つ、ということは
インターネットの世界ではブルーオーシャンなのです。
ただし、デメリットを上げるとすれば、
効果が出るまでに時間がかかる、ということです。
花に水をやるように、毎日コツコツと続けることが必要になります。
そのデメリットを遥かに上回るメリットがあるから、
世界中でWebサイトやブログを活用したコンテンツマーケティングが行われているのです。
実際、自分が書いた記事から収益化できた、という経験を持つ人は
「ホームページなんて持たなくていい」
という発言は、絶対にしないでしょう。
ホームページを持つメリットまとめ
- リストを集めやすい
- 24時間365日、自動で集客が可能
- 信頼性、専門性、権威性の担保
- ブランディングができる
- ホームページを持たないライバルに勝てる
無料動画プログラム
講座ビジネスでしっかり売れる仕組みをつくる
ブランド戦略3つのステップ