ビジネスにおいてブランディングをしっかり行うと、大きなメリットがあります。
それは、「あなたの商品の価値や魅力が自然に伝わり、選ばれる」からです。
でも、あなたは今、選ばれる理由を明確に答えられますか?
そして、その選ばれる理由に、あなた自身が腹の底から納得し、かつ「しっくり」きていますか?
この記事は、起業家や経営者の方でブランディングに興味がある、ブランディングができていない、という方に向けて、BtoBブランディング18年の専門家が書いています。
この記事が役に立つ人
- ブランディングに興味がある
- 自己流ブランディングをしていて根拠を説明できない
- 起業して日が立つけれど、差別化ができない
多くの人が、気がついていない
今、ブランディングのノウハウもインターネットで検索すれば色々と出てきますし、ノウハウもある程度浸透しています。
テクニックを学び、自分なりに肩書や商品名を作る起業家さんは多いですね。
ご自身で考え、創り出した肩書や商品名には愛着もあるでしょう。それはそれで素敵なことです。
ですが・・・残念ながら、私がお会いした方で
自分なりの表現でブランディングをしている方で
商品名を聞いただけで、『素晴らしい!まさにあなたの魅力が体現できていますね!』
と思った方は、ほんの一人でした。
その方々が頭が悪いわけでもなく、
商品自体に問題があるのでもなく、
ただ、「自分のことは自分ではわからない」からなのです。
強みの発見は、さらりとはできない
起業すると必ず言われるのが「強み」の発見です。
ですが、前述したとおり、ほとんどの方はご自身の強みに気が付くことはとても難しいことです。
なぜなら、ご本人にとって強みとは、「特に努力も苦労もしなくても、簡単にできてしまうこと」だから、まさかそれを強みだと思えないのです。
そして、何の苦労もなくできてしまうために、「これくらいのこと」と過小評価をしてしまいがち。
「これくらいのこと、みんな簡単にできるに決まってる」
そう思ってしまうのです。
さらには、日本の文化として「私が、私が」と前に出ることはあまり評価されず、
「慎み深い」「奥ゆかしい」という言葉があるように
日本人は自分をアピールすることに慣れていないのです。
ですがビジネスにおいては、あなたが選ばれる理由を言語化し、
「伝える」のではなく「伝わる」ことをしないと、お客様には響きません。
また、あなたが発する言葉、姿勢、人と接するときの言葉遣い、思いやりなど、すべてが「つくりもの」であってはいけません。
外見だけの演出は伝わらない
ブランディングを誤解している人のもうひとつは、
見込み客ウケする服や外見を作ってしまうことです。
たとえば「女性はピンクが好きだから、ピンク色の服を着よう」とか、
男性がターゲットなら、「男性ウケするモテファッションにしよう」とか。
たしかに、上流階級の高額所得者をターゲットにしているならば、
Tシャツにジーンズでは違和感が生じます。
ですから、お客様が不快に感じないかという心配りは大切にしなくてはいけません。
ですが、自分らしさのかけらもない服だったらどうでしょう。
着ていて、あなた自身が「自分らしくない」と感じていたり、精神的な窮屈さを感じていたり、理想の自分とかけ離れていたらどうでしょうか。
私たち起業家は、
どこかの事務所に所属しているタレントではありません。
世間的にウケがいい、と理由で外見を演出し一時的に売れても、あなた自身が辛くなったり苦しくなれば、継続することができなくなります。
本人が心の底から納得していないただの演出は、
目に見えない澱のように、相手に違和感として伝わります。
「なぜか惹かれる」ブランディング
ブランディングは、「こういう風に作っていくんですよ」とお伝えしても意味がない、と私は考えています。
それなら、世の中にある本やWebサイトを検索して、誰でもできるのではないでしょうか。
でも実際には冒頭で書いたように、多くの方は「できている」と勘違いしています。
ブランディングは、「理」と「情」を組み合わせて作っていきます。
「理」とは理論。
つまりマーケティング理論によって様々な観点から商品の魅力や価値を作り上げていきます。
「情」とは感情、感性、世界観。
テクニックだけではブランディングはできません。
そして、コーチやコンサルタント、セラピストや講師の方のようにモノとしての商品を持たない無形の商品をビジネスにしている場合は、
特にこの「情」の部分がブランディングにおいてとても重要になるのです。
「なぜか惹かれる」
そんな風にお客様が感じるのは、ブランディングで可能なのです。
ブランディングはお客様にいちいち説明することを不要にします。
起業家さん向けのブランディング講座「自分軸プロモーション」では
ご自身でも気が付いていない強みの発見は、
まずは過去の振り返りをじっくりと行っていただき、
書き出したエピソードを参考にしながら、個別コンサルでプロの目から引き出していきます。
セッションを行うと、
たとえば今まで自己肯定感が低かった方や
自分軸がグラグラとしていて自信が持てなかった方が
セッション後は目をキラキラさせます。
そして、その後
受講生の方の脳内で大きな細胞分裂が起こるように、
自分の内面をみつめながら向かうべきベクトルが定まり、自分の足で歩いていくのです。
この「自分の腹の底から湧き上がるパッション」こそが
ビジネスを加速させる大きな力となります。
そして、その上で「理」の部分、つまりビジネスの原理原則のマーケティングの視点から、
ダイヤモンドの原石のままの商品に磨きをかけ
誰もが「お金を出してでも買いたい!欲しい!」と思う商品に変えていきます。
真っ先に思い出してもらうべきものは、あなたではなく商品
無形の商品を扱う、コーチ、コンサル、講師、セラピストなどの職業の場合、
「私が商品」と勘違いしていしまう人がとても多いです。
たしかに、「あなたから買いたい」と顧客が思う分岐点は、
あなた自身の魅力にあります。
ですが、顧客はあなたとお友達になるだけのために、
何十万もする高額コンサルを購入するわけではありません。
どんなにあなたが素敵な服を着ていても
「お金を出してまで欲しい!」と思える商品の価値や魅力が伝わらなければ、
他の人の商品を求め、買うでしょう。
真っ先に思い出してもらえる商品は、人に伝わりやすく
紹介、口コミでも広まりやすくなります。
ブランディングのメリットまとめ
- あなた自身のビジネスへのベクトルが明確になる
- いちいち説明しなくても商品の価値や魅力が伝わる
- クチコミで広まりやすい
- ファンが増える
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ブランド戦略3つのステップ