ひとり起業家、小規模事業者は、資金力が小さく特に起業初期は「自分でなんでもやらなきゃ回らない」という状態。
そんなひとり起業家にとって、何よりも気を付けることがあります。
それは、あなたを疲弊させる人を顧客にしてはいけない、ということ。ひとりでもそういう人がいると、常にイライラさせられ、時間を取られ、さらにはクレームをつけられたりして、何もいいことはありません。

BtoBや個人起業家さんのブランディング、Web制作を20年以上やっているクリエイティブディレクター・ブランドクリエイターのYACCOがわかりやすく解説しますね!
疲弊させられる、こんな顧客はとってはいけない!という人はどんな人?
「疲弊させられる、こんな顧客はとってはいけない!」と考える人は、以下のような特徴を持つかもしれません。
過度に要求が多い人
このタイプの顧客は、業務やサービスを提供する上で非常に要求が多く、それが負担になることがあります。彼らは常に新しい機能やサービスを要求し、その実現に向けて最大限の努力を求めることがあります。
過度に批判的な人
このタイプの顧客は、業務やサービスに対して常に批判的であり、失敗に対して非常に厳しい態度をとることがあります。彼らは常に欠点を探し、改善の余地があると考えます。
支払いが遅れる人
このタイプの顧客は、請求書や支払いに対して遅れがちであり、それが財務上の負担になることがあります。彼らは支払いを延期し、業務やサービスに対して期待するものを提供することを困難にすることがあります。
不正行為を行う人
このタイプの顧客は、業務やサービスに対して不正行為を行うことがあります。彼らは虚偽の情報を提供したり、過度に要求をしたり、不正な手段でサービスを利用したりすることがあります。
依存的な人
講座の場合、「お金を払っているんだから」と、自分で調べたり、いったん自分で考えたりせずにすぐに質問する人はいます。「聞けば教えてもらえる」と思って、Googleで調べれば簡単にわかるようなことも質問したり。
あなたのビジネスそのものの質を下げる人なので、できるだけ毅然と対応した方がいいです。
以上のような特徴を持つ顧客は、ビジネスにとって負担になる可能性があります。そのため、ビジネスは、これらの顧客を適切に処理することが重要です。

適切な対処方法については、個々の状況に応じて異なる場合がありますが、一般的には、契約解除や契約更新の際に注意を払うことが重要です。
なぜ、疲弊させられる顧客と接しない方がいいの?
疲弊させられる顧客と接することが、ビジネスにとって悪影響を与える理由はいくつかあります。
費用対効果が低い
疲弊させられる顧客と接するためには、多くの時間やリソースが必要になることがあります。彼らの要求やクレームに応えるために、多くの労力やコストがかかり、結果的に費用対効果が低くなることがあります。
ストレスや不満を引き起こす
疲弊させられる顧客は、常に不満やクレームを言い、ストレスや不安を引き起こす可能性があります。これは、ビジネスの従業員にとって負担になり、生産性やモチベーションを低下させる可能性があります。
ブランドのイメージに悪影響を与える
疲弊させられる顧客は、ビジネスの評判やブランドのイメージに悪影響を与える可能性があります。彼らの不満やクレームが公になることで、ビジネスの信頼性や品質に対するイメージが損なわれることがあります。
ビジネスの成長を妨げる
疲弊させられる顧客に時間やリソースを費やすことで、ビジネスの成長や開発が妨げられることがあります。ビジネスのリソースをより生産的な活動に割り当てることで、より良い成果を生み出すことができます。

以上のような理由から、疲弊させられる顧客と接することは、ビジネスにとって望ましくないことがあります。ビジネスは、適切な対処方法を見つけ、質の高いサービスや製品を提供することで、良好な顧客関係を維持することが重要です。
疲弊させられる顧客を未然に防ぐためには?
完全に未然に防ぐことは無理かもしれませんが、ある程度対策を立てることはできます。
一対一の面談を行ってから、売る
コーチ、コンサルタント、講師、セラピストなどのビジネスは、顧客との距離が近いのが特徴です。
あなたの価値観に合う人か、事前に面談や説明会を行い、話してみる、ということをおすすめします。うまく言葉にできなくても「なんとなく違和感がある」というのは、相手の顔の表情やメールでのやりとり、口調などで案外わかるものです。
経験値を積む
長年仕事をする中で、疲弊させられる顧客には、ある共通点があるのがわかってくるものです。あなたの価値観に合うかどうかなので、あなたの経験値から「こういう人は顧客にしない」というマイルールを持っておきましょう。
ちなみに、私もこのマイルール、持っています。
マイナス思考の言葉
マイナス思考、あるいは「テスト前だけど全然勉強しなかった!」みたいなことをいうタイプの人は、学生時代はいいけれど、講座の中に一人でもいると講座の質を下げます。
「できない」「難しい」「時間がない」というセリフは、一緒に学んでいる他の受講生やクライアントに悪影響を及ぼします。
こういう人は、何度注意してもなかなか治らない上に、けっこう声が大きいという特徴があります。
ビジネスマナーができていない人
民間の企業での経験がない人、あるいはビジネスマナーを学ぶ機会がない会社でしか働いてきたことがない人、フリーランスなどによく見られます。
たとえば、メールに自分の名前も、あいさつ文も書かず、いきなり自分が知りたいことを質問してくる、御礼の返事もしない、そういった人は案外います。
学ぶチャンスがなかったから、というのはビジネスをする上で言い訳になりません。
学ぶチャンスがなかったとしても、相手への気遣いや思いやりで、ビジネスマナーをちゃんとできる方もいらっしゃいます。
往々にして、ビジネスマナーができていない人は相手への気遣いや配慮、「深く考える思考」ができない人が多い印象です。
顧客にする前のメール等のやりとりで、「ビジネスマナーができてないな、失礼だな」と感じる場合、あとで「やっぱりな」という確率が高いので、私はそういう人は顧客にしない、と決めています。

お客様を選ぶ、なんていうのは「おこがましい」「何様?」と感じるかもしれませんが、ひとりビジネスで大切なのは、「お互いに幸せになれる関係を築くこと」なんです。
誰にでも「いい人」で接してしまうと、過度な要求やくだらない大量の質問へのフォローで、本来大切にしたいお客様へのフォローができなくなってしまいます。
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